症例紹介

厚生労働省のホームページ指針で、患者様の治療前後の写真や治療例、体験談などを掲載することに制限が加えられました。

現在、当院では治療例の表示を控えております。

乱ぐい歯の矯正

上顎前突と上下前歯の乱ぐい歯の矯正、嚙み合わせの調整を行った症例です。
固定式矯正装置を1年半使用して歯を動かした後、保定装置を夜間のみ使用しました。

初診時15歳女性の症例で、右上の犬歯の突出、下前歯の乱ぐい歯矯正を行いました。
固定式矯正装置を1年3ヶ月使用して、抜歯をしないで治療した症例です。
現在は着脱可能な保定装置を夜間に装着して、経過観察中です。

永久歯を一部抜歯して矯正治療を行った症例です。
抜歯治療の判断は、治療の難易度、期間、治療後の安定性などを考慮して最終的な決定を行います。

受け口と前歯の乱ぐい歯矯正を行いました。
最初に、患者さま自身で着脱できる矯正装置を1年半、夜間だけ使用しました。
その後、固定式矯正装置を2年2ヶ月使用しました。

この症例は初診当時18歳の女性です。下記の点をふまえて抜歯による矯正治療を選びました。
治療期間は2年間で固定式矯正装置により、矯正を行いました。
鼻、唇、オトガイを結ぶEラインといわれる線が美しく見えます。

初診当時19歳の女性です。叢生を主訴として来院しました。このケースは非抜歯で矯正治療を進める方向を視野に入れましたが、前歯の前方への突出傾向が強いため上下第1小臼歯の抜歯による矯正治療を選択しました。1年7ヶ月間、スタンダード矯正を行いました。固定式矯正装置撤去後、可撤式保定装置を夜間に使用しました。治療後の写真は固定式装置撤去6ヵ月後のものですが安定した状態をキープしております。

乱ぐい歯の症例です。上の犬歯は歯列から飛び出し、典型的な八重歯になっています。
犬歯は本来、顎の動きを支えるレールのような役割を果たす歯で、また根も長く将来にわたって長持ちする歯ですので、しっかり残すことが大切です。
これくらいスペースが不足していますと、今までの矯正では歯を抜かなければ入りきらないという診断を行うことが多かったのですが、移動がスムーズでより大きく歯を移動できるデイモンシステムにより抜歯をせずに矯正治療しました。
約1年3か月で歯並びが整い、装置が外れました。このように犬歯を大きく動かしてくると歯ぐきが下がって歯が長く見えるケースがありますが、歯を支える組織にダメージの少ないデイモンシステムで歯ぐき下がりは見られませんでした。

乱ぐい歯の症例です。上の歯並びは幅が狭く、歯並びのガタガタが見られます。また、奥歯のかみ合わせは標準より上が前に出ています。
このケースは上顎の小臼歯、左右1本ずつを抜歯し矯正治療しました。
歯並びのガタガタがなくなり、スペースが閉じ、約1年2か月で装置が外れました。上下の歯の数が違いますが、きっちり歯の山と谷がかみ合っています。

乱ぐい歯の症例です。43歳の男性で、非常に歯並びのガタガタの程度が厳しいです。
しかし、お顔立ちの変化を避けることと患者さまの希望もあって、抜歯を行わずに治療を行いました。
治療期間は2年1か月かかりましたが、きちんと仕上げることができました。

こちらは初診年齢41歳の女性の症例で、前歯の突出と乱ぐい歯の矯正を行いました。
上下小臼歯を抜歯し、固定式矯正装置を2年5ヶ月間使用した後、現在は夜間のみ保定装置を使用しています。
金属製クラウンによる治療歯を抜歯したため、審美的な面からも改善されています。

受け口の矯正症例

治療開始時15歳、ほぼ成長発育が完了した女性の症例です。
上あご犬歯の位置異常による八重歯の状態で、抜歯による治療も考慮しながら、抜歯なしの治療を試みました。
固定式矯正装置を2年10ヶ月間使用した後、現在は夜間のみ保定装置を使用して経過観察中です。

22歳の女性の患者さまで、受け口と開咬(かいこう・奥歯で噛んでも前歯がかみ合わない状態)となっています。
このケースでも歯を抜かずに矯正治療を行い、約1年5か月で装置が外れました。

出っ歯の矯正症例

10歳で来院された患者さまで、成長期には上下のあごのバランスを整える成長コントロールを行い、永久歯列になってからは歯を抜かずに矯正治療を行いました。

その他 歯数不足の矯正症例

歯数が不足している症例には、いくつかの治療法が考えられます。

1,抜歯で上下左右の永久歯の歯数を揃えて矯正治療を行う
2,抜歯をしないで矯正治療を行う
3,不足した歯の部位にブリッジやインプラントを装着して矯正治療を行う

八重歯の矯正目的で来院されましたが、検査の結果、通常4本あるはずの下前歯が3本しか生えておらず、先天性欠如歯の症例です。
抜歯治療は行わず、歯の本数を減らさないで固定式矯正装置を2年1ヶ月使用して歯を動かしました。
治療後のデメリットとしては、下顎の歯の中心が少しずれています。

38歳の女性患者さまですが、下の前歯1本が生まれつき少ない方です。土台のあごの骨は受け口の傾向があります。
歯の本数が上下で違う分、細かいバランスを取りながら歯並びを整え、約1年7か月で装置が外れました。

その他 開咬の矯正症例

開咬(かいこう)といい、奥歯でしっかり噛んでいただいているにもかかわらず前歯がかみ合っていない状態の患者さまです。
47歳の女性ですが、手術ではなく、矯正治療のみでしっかり噛み合わせを改善することができました。約2年1か月の治療となりました。

TEL:073-425-7182 JR和歌山駅より徒歩1分